ひまわり薬局
ひまわり薬局は、奉仕の心を持って地域医療に貢献する岡山の保険薬局です。
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おくすり手帳について
「おくすり手帳」は、処方されたお薬の名前や飲む量、回数、飲み方、注意することなど(薬歴)を記録するための手帳です。
この記録があると、医師・歯科医師や薬剤師が、どのようなお薬をどのくらいの期間使っているかなどを判断できます。また、他の病院や診療所などでお薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師におくすり手帳を見せることで、同じお薬が重なっていないか、また不都合な組み合わせ等についての確認も行ってもらえます。

おくすり手帳の作り方
ひまわり薬局では、おくすり手帳を無料でお配りしています。スタッフにお声掛けください。
おくすり手帳の使い方
最初に、お名前、生年月日、血液型などあなたの情報を記入してください。
病院や医院、歯科医院、薬局に行った時には、毎回必ず提出してください。
薬局で市販のお薬を買った場合にも記録しましょう。
病院や薬局でお薬の名前などを書いた説明書を渡された場合は、そのまま貼ってください。
お薬についてわからないことや、気になったりしたことがありましたら、どんなささいなことでも、忘れないために書き込んでおきましょう。
あなたがもらったお薬の記録(薬歴)に、また、大切な個人情報になりますので、大切に保管してください。
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品ってどういう薬?
新薬(先発医薬品)と同等の有効成分・効能をもつと認められたお薬です。
ジェネリック医薬品は、新薬(以下、先発医薬品)と同じ有効成分で効能・効果の等しい医療用の医薬品です。先発医薬品の特許が切れた後に、厚生労働大臣の承認のもとに新たに他社から製造販売されるため、「後発医薬品」とも言われます。
先発医薬品とどう違うの?
開発コストが少ないため、先発医薬品よりも安価なお薬です。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分やその含有量は同じで、効き目や品質、安全性が同等の医薬品です。しかし、薬の価格は先発医薬品の概ね7割以下、中には5割以下の薬もあるなど、先発医薬品と比べて大幅に安いのが特徴です。
新薬(先発医薬品)の開発には、9年~17年程度の長い期間と数百億円もの投資が必要といわれており、研究開発にかかるコストが薬の価格にも反映されています。
一方、ジェネリック医薬品の場合、有効性や安全性が既に確認されている先発医薬品の有効成分を利用するため、開発期間や経費を大幅に抑えることができます。そのため、薬の価格も安く設定することができるのです。
効果や安全性は?
さまざまな試験を行い、効き目や安全性が確認されています。
ジェネリック医薬品の有効成分は、先発医薬品の特許期間が満了するまでの間に多くの患者さんに使用され、その成分の有効性や安全性が確認されています。長い間実際に使われてきた先発医薬品と同等の品質が確保されており、効き目や安全性については、十分に検証されていると言えます。
さらに、ジェネリック医薬品は、厚生労働大臣による承認を受けなければ、製造販売することはできません。現在、製造販売されているジェネリック医薬品は、国の厳格な審査を受け、先発医薬品と効き目や安全性が同等であると承認されたものです。
また、医薬品は、薬事法によりさまざまな規制が定められています。
ジェネリック医薬品も、先発医薬品と同じ薬事法の品質基準に基づいて製造されていますので、先発医薬品と同じように安心して使うことができます。
ジェネリック医薬品を利用すると、どんなメリットがあるの?
薬代の負担を減らします。
ジェネリック医薬品は、保険薬局で医師の処方せんに基づいて調剤してもらう薬です。日本では多くの場合、処方せんには先発医薬品の商品名が記載されますが、その薬に替わるジェネリック医薬品がある場合、処方や調剤をしてもらうときにジェネリック医薬品を希望することができます。
一つの先発医薬品に対して、複数のジェネリック医薬品がある場合もあり、薬によって価格は異なります。どのジェネリック医薬品を選ぶかによって、窓口で負担する薬代は違ってきますが、先発医薬品よりも3割から5割程度安くなる場合が多いようです。ジェネリック医薬品の価格については、保険薬局で薬剤師に確認してください。
先発医薬品をジェネリック医薬品に変更することで、先発医薬品と同等の薬を使いながら、薬にかかる自己負担額を減らすことができます。また、一人ひとりの自己負担の軽減だけでなく、国の財政・健康保険組合の負担などの削減、ひいては高齢化社会の進展によって増大を続ける国民医療費の抑制にもつながります。
ジェネリック医薬品を処方してもらうには?
かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう
ジェネリック医薬品は、医師による処方が必要な医薬品です。 ジェネリック医薬品を使いたいときは、病院や診療所などの医療機関を受診したときに医師に相談するか、保険薬局で薬剤師に相談してみましょう。医師による処方せんに、ジェネリック医薬品の名称が記載されていれば、薬局で調剤してもらうことができます。
また、処方せんに記載されているのが先発医薬品の名称であっても、「後発医薬品への変更不可」というチェック欄に医師のサインがなければ、薬剤師と相談して、患者さん自身がジェネリック医薬品を選ぶことができます。
ただし、すべての先発医薬品に対してジェネリック医薬品が製造販売されているわけではないため、ジェネリック医薬品への変更を希望しても、変更できない場合があります。
また、ジェネリック医薬品は先発医薬品と成分や効果などは変わりませんが、使用されている添加物が異なる場合がありますので、特にアレルギー体質の方は、注意が必要です。医師や薬剤師とよく相談したうえで、体質に合った薬を選びましょう。